動物愛護管理法違反者はどれくらいいるのでしょうか。環境省がまとめた動物の虐待事例等調査報告書(※5)は、出典が検察統計年報の「罪名別被疑事件の既済及び未済の人員」となっております。
そこで出典元の最近の数字を調べると平成28年度(2016年度)で違反件数の総数は 114件(※6)となっておりますが、他の検察庁に送致された件数 24件を除くと、違反件数は実質 90件となります。この内、起訴されたのは 33件、不起訴 は57件ですから、10人中 6人余りは不起訴、つまり起訴されることなく無罪放免、おとがめなしで社会復帰していることになります。
この数字、「本当?なぜ?」と思いませんか。
本当にたった 90件しかないのでしょうか?
なぜ 6割以上も不起訴なのでしょう?